租税教室体験記

 

私の租税教室講師としてのデビューは、千早小学校でした。まずは講義当日の一か月ほど前に、担任の先生との打合せを行います。正直、租税教室推進部に参加させていただいた当初は、あまり講師というものに積極的ではなく打合せに望みましたが、小学校の担任の先生にお会いし、想いが全く変わりました。社会で学習している教科書のコピーをご準備いただいたり(この教科書の内容が想像よりもハイレベル!自分が小学生のとき、こんなことやってたかな!?)、児童の普段の様子や、児童への接し方など、児童のことを想い熱くお話される担任の先生の姿に触れ、満足していただける租税教室にしたいと感じました。

税理士会や国税局が出している租税教室講師用の資料を基に、独自の資料をパワーポイントで作成し準備をしました。小学5年生で講義時間も限られているので、なるべく簡潔に、「税金」について楽しく身近で難しいものではなく、少しでも興味を持ってもらえるような内容にしようと、クイズや流行りの音楽で盛り上げつつ「思いやり・私たちが主人公」とのテーマで行いました。結果、元気よく租税教室に参加する児童の皆さんの笑顔に触れ、「租税」に関して少しはお役に立てたと思い、安堵しました。

その後、伊勢山中学校、愛知ビジネス専門学校、愛知産業大学工業高校と租税教室をさせていただきました。租税教室を聞く児童・生徒の年齢・人数、教室の広さ、また今後の進路、現在学習している内容、授業時間などを考慮して、毎回少しずつ内容をアレンジし、基本は楽しく、しかし、伝えるべきことは伝えたいという想いで、講師をさせていただきました。

真剣な眼差しで講義を聞いてくれていたり、講義終了後に質問をしにきてくれたり、講義中に積極的に手を挙げ質問をしてくれたりする児童や生徒に接することができ、とても貴重な体験となりました。

この二年間、名古屋中支部の租税教育推進部の部員として参加させていただき、私自身が児童・生徒さん以上に「租税教室」という勉強をさせていただき感謝しております。中小企業に向き合う税理士として、将来の日本を担う児童・生徒の皆さんと接することは大変濃厚な時間となりました。皆様もぜひ「租税教室」をご体験ください!

(美谷脇東治)